【スキル不足続出！】SESでエンジニアがついていけない原因5つと対策について

このページではSESでスキル不足でついていけなくなる理由について説明させていただきます。
SESで働いていてスキル不足に悩んでいる方にに向けて解説します。
以下のようなことを詳しく知りたい方は参考にしてみてください。

SESでスキル不足によりついていけなくなる原因5つ！

SESでスキル不足によりエンジニアがついていけないという悩みは実は大変多いです。
それはエンジニア本人に問題があるというよりは、SESのビジネスモデルに原因があります。
SESで現場の仕事についていけずスキル不足を感じている人は環境を変えることによって飛躍的に成長できる可能性があります。
では何故SESはスキル不足でついていけないエンジニアが続出するのでしょうか？その理由を解説していきます。

SESでスキル不足によりついていけなくなる原因①SESは現場で教育されないから

SESではそもそも現場で教育されるという考え方はしません。
基本的外部から派遣されるエンジニアは助っ人であり教育を行う対象ではないからです。
（もちろん業務上必要な知識や仕事の流れは教えてくれますが、プログラミングそのものを教える義務は全くないのです）

当然ながら「上司や先輩からしっかりと教育を受けることができる環境」と「そうでない環境」ですと成長速度が全く違います。
そのためSESのエンジニアはいつまでたってもスキルが身につかないという残酷な現実があります。

SESでスキル不足によりついていけなくなる原因②自社のエンジニアに質問できないから

自社のエンジニアに質問ができないこともスキルアップに対して悪影響です。
SESでは、リーダーや先輩社員も似たような環境で働いています。
そのため先輩社員も大したスキルを持ってないことがほとんどですので質問しても大したアドバイスをもらえません。
（そもそも習得している言語が違ったりしますので質問しても無意味なこともあります）

つまりSESエンジニアは現場で教育もされず、自社のエンジニアからも教育を受けることができないのです。
ITエンジニアにとって働く環境は非常に大切です。
優秀なエンジニアに教育してもらえば実力はぐんぐん伸びますし、すべて独学で勉強していたら全くといっていいほど成長しません。
以上がSESでエンジニアがスキル不足でついていけなくなる理由です。

SESでスキル不足によりついていけなくなる原因③案件を選ぶことができないのでスキルアンマッチが起きるから

SESでついていけなく理由として現場を選ぶことができないからという点も忘れてはいけません。
SESの特徴としてエンジニアは現場を選ぶことができません。
つまりスキルより極端にハードルが高かったり低かったりする現場でも、会社からの命令があれば働くしかありません。

SESの面談は結構いい加減で、よほど問題がありそうな人以外は通過して現場が決まったりします。
受け入れ先は使えなかったらクビを切ればいいですし、SES企業もダメなら次の現場に放り込めばいいからという事情があります。

SESでスキル不足によりついていけなくなる原因④実力不足

SESでついていけなくなる理由として単純に実力不足というものあります。
ところがSESは未経験者を入社させ、ろくな研修もないまま現場に配属します。
このような状況で実力不足と言われてもエンジニアに全ての責任があるとは思えません。

SESで実力不足になるのは本人の努力不足というよりも、むしろSESの人売りビジネスの
犠牲者と考えたほうがいいでしょう。

スキル不足によるリスクについて

SESでエンジニアがついていけなく理由について説明させていただきました。
すでに解説したように、スキル不足でついてないけなくなるのは本人の努力よりむしろSESのビジネスモデルに原因があります。
にもかかわらず、スキル不足のリスクはすべてエンジニアが負うことになりますのでひどい話です。
では具体的にどういったリスクがあるのかという点について説明させていただきます。

スキル不足によるリスク①給料が下がる

スキル不足によるリスクの一つが給料が下がる点です。
スキル不足の場合、お客様からの評価が悪くなり単価も下がるため、当然ながらエンジニアの評価は下がります。

SESはピンハネビジネスなので、ダメなエンジニアからは容赦なく搾取します。
使えないエンジニアは会社にとってデメリットしかないため辞めたければ辞めれば？という態度でガンガン給料を下げてきます。
（SES企業からしたらそれで退職されてもラッキーくらいの感覚です）

スキル不足によるリスク②昇給できなくなる

給料が下がることに関連して、スキル不足を指摘されると昇給にも影響があります。
一度でもお客様からのクレームやスキル不足の指摘がきたらそれをネタに昇給を見送ったりすることはSES企業にとって日常茶飯事です。

もともとSESの昇給ペースは微々たるものかほとんどないのに、さらにこういった対応をされたら底辺確定です。

スキル不足によるリスク③待機になる

スキル不足によりリスクの一つとして待機があります。
待機のリスクについて別ページでも解説しました。
SESは常駐手当がつく企業がほとんどですから、待機になるとストレートに給料に響きます。
また、モチベーションが下がったり同世代とどんどんキャリアに差が開いたりとリスクだらけの環境です。
自分に責任がない待機はエンジニアの市場価値を下げる一方で、これはSESの最も悪質な点の一つといえるでしょう。

待機がさらに進むとクビになるリスクも抱えることになります。
そもそも年収がめちゃくちゃ低いSESでクビになるって何の罰ゲーム？と思いますよね。

スキルが足りない場合の対策は！？

最後にスキルが足りない場合の対策について説明させていただきます。
本文でも説明したように、スキル不足でエンジニアがついてないけないのはよくある話です。
また、エンジニアにとってリスクしかないのでまともな教育すらできないIT会社はとっとと辞めて転職すべきというのが結論です。
とはいえ、エンジニアとしてもできることは残されていますのでその点について説明します。

現場変更の依頼をしてみる

スキルが足りない場合は営業担当に現場変更の依頼をしてみるのもありです。
ただしこれは一時的な解決策にしかなりません。
何故かというとすでにお伝えしたようにSESにおいてどういった現場に配属されるからは会社次第だからです。
また、SESは受け入れる先もしっかりとした基準がないことも多く、どうしてもスキルアンマッチが繰り返されてしまいます。

プログラミングスクールに通う

スキルが足りない場合の対策としてプログラミングスクールに通うことがおすすめです。
プログラミングスクールの利点は、講師に好きなだけ質問できるということです。
現場ではみな忙しく、質問をするのに気をつかってしまうことがほとんどです。
そのため、なんとなく理解はできてもなぜそうなるのか？という考え方まではなかなか聞くことができません。
プログラミングスクールですと、現役のエンジニアに徹底的に質問がきますのでスキル不足を補うにはもってこいと言えます。

転職する

スキルが足りない場合の根本的な解決策は転職することです。
SESで働く以上、教育をしてもらうことはあきらめたほうがいいでしょう。
一方で自社開発や受託開発の場合、社員を教育しないと会社自体が困ってしまいますので一生懸命育ててくれます。
また、部下の教育や指導は上司の評価に直結するため手を抜くということは基本ありません。

今すぐSESの地獄から転職すべし

SESの地獄から脱出するためには転職エージェントを使うことが必須です。
求人サイトを使うと隠れブラック企業を見抜くことが非常に困難です。
また、年中求人広告を出している会社（離職率が高くやばい会社）にぶち当たる可能性がめちゃくちゃ高くなります。

転職エージェントを使って非公開のホワイト企業を見つけることが転職を成功させる唯一のルールであることを理解しておきましょう。