【辞めたい人必見】システム運用保守がきつい3つの理由！キャリアアップを狙う手順も解説

このページではシステム運用保守がきつい理由について説明させていただきます。
運用保守を辞めたい人・将来性に不安な人・キャリアアップを考えている人に向けて解説します。
以下のようなことを詳しく知りたい方は参考にしてみてください。

システム運用保守とは？

システム運用保守について説明させていただきます。
簡単にいうと、以下のようになります。
「システム運用」＝システムが正常に動いているか監視する作業
「システム保守」＝システムにトラブルが起きた時に対応する作業

監視からトラブル対応までワンストップで対応することが多いので、システム運用とシステム保守はセットで扱われる事が多いです。
（このページでもシステム運用保守、もしくは運用保守と言う呼び方で説明させていただきます）

システム運用保守のやりがいは？

システム運用保守のやりがいについて説明させていただきます。
システム運用保守のやりがいは「IT現場の雰囲気を知る」「IT業界の経験を積む」「生きたシステムを監視できる」「大規模システムに携われる」「どのようにシステムが動いてるか全体像を知ることができる」などがあります。

システム運用保守の工程を担当するのは多くが経験の浅いエンジニアです。
若手や未経験エンジニアの初めての現場として運用保守や監視の現場が選ばれる事がほとんどです。

システム運用保守に資格は必要か

システム運用保守に資格は必要なのでしょうか？
結論からいうとシステム運用保守に関して資格は不要です。
ITに関する知識やLinuxに関する知識の資格は保有しておくにこしたことはありませんが、運用保守の業務のパフォーマンスに影響はないです。

システム運用保守の仕事内容について

システム運用保守の仕事内容について説明させてただきます。
システム運用保守はサーバーやネットワークを監視し、トラブルなどで停止しないようにするのが仕事内容です。
システム運用保守の仕事内容はこのようなことが主な業務になります。

・システムを監視する
・トラブルの対応
・トラブルの記録、報告
・トラブルの原因究明
・バグ対応や修正など
・運用方法の改善、マニュアル更新など

システム運用保守ガイドラインとは

システム運用保守ガイドラインとは何でしょうか。
システム運用保守ガイドラインとは運用保守にあたり重要な考え方をまとめたガイドラインです。
IPA（情報処理推進機構）の運用保守ガイドラインや政府の運用保守ガイドラインなどが有名です。
それぞれの現場においても運用保守ためのガイドラインが設定されているので、
そちらを理解したうえで運用保守の業務にあたる必要があります。

システム運用保守項目とは

システム運用保守ガイドラインとはシステム運用保守にあたり業務に必要な項目をまとめたものになります。
政府の運用保守項目などを参考にしてみてください。

運用保守を辞めたい人は見よ！運用保守がきつい3つの理由

運用保守を辞めたい人に向けて運用保守がきついと言われる理由を説明させていただきます。
結論からいうと、運用保守という仕事は色々な意味できつい仕事です。
体力的・社会的地位・給料など多くのリスクを負う仕事であるという認識をもっている必要があります。

では具体的になにがどうきついのでしょうか？詳しく説明しますので業界の知識や経験がない方は参考にしてみてください。

運用保守は底辺と言われるから

運用保守はIT業界のヒエラルキーの中では底辺と言われています。
理由は簡単でマニュアルさえ理解する能力があれば誰でもできる仕事だからです。
もちろん運用保守の工程は必要な業務なのです。
ただし誰が代わりに行っても影響がない仕事なので底辺と言われてしまっても仕方がありません。

システム運用保守は未経験のエンジニアの入り口

システム運用保守は業界未経験のエンジニアにとって最初の入り口という役割を担っております。
他業種からIT業界への転職というのはハードルが高いと言われています。
ところが運用保守や監視の案件であれば業界未経験でも採用され、比較的簡単に業界の経験を積むことができます。

そのためIT業界未経験者がIT業界の経験を積むという意味では価値があります。
ただしそれ以外の意味はありませんので、業界経験を積んだエンジニアはいち早くステップアップしなくてはいけません。

運用保守はつまらない

システム運用保守はとにかくつまらない仕事だというのも底辺と言われる理由です。
システム運用保守はクリエイティブな仕事ではありませんし、何かを作り出す仕事ではありません。
いわば工場で働く流れ作業に近いので、仕事自体の楽しさというのは皆無です。

もちろんつまらない仕事だから底辺、というのは暴論です。
しかしITエンジニアとしての楽しみはもっとたくさんあるのにそれを知ろうと努力しないで惰性で過ごしている、という意味で底辺と呼ばれてしまうのかもしれません。

運用保守は年収が低い

システム運用保守は年収が低いのが底辺と言われる理由です。
これは残念ながら限りなく真実です。
システム運用保守で高年収をのぞむことはまず不可能です。
多くがコンビニバイトや飲食店バイトより多少ましな年収くらいしか稼げません。

もちろん年収だけで底辺呼ばわりされるのは納得がいかない方も多いでしょう。
ただしエンジニア職は本人の努力とやり方次第では年収1000万円をこえることは難しくありません。
せっかくエンジニアになったのですから、できる限り年収アップを目指してみる価値はあるのではないでしょうか。

運用保守は辞めたい人が多いが転職できない

システム運用保守は辞めたい人が多いが転職できない人も多いです。
それは惰性で続けてしまう人が圧倒的に多いからです。
体力的にはきつくても頭をつからずに出勤すればお金が入ってくるわけです。
抜け出すためには精神力がないとズルズルと継続してしまう人がいるのも理解できます。
また、スキルが身につかないまま年齢を重ね他社に転職できなくなってしまう、というのが本当の恐怖でありリスクです。

システム運用保守は体力的にきつい

システム運用保守は体力的にきついというのは間違いありません。
20代前半のように若ければあまり影響もありませんが、それ以降は体力も落ちてきますし健康にもよくありません。
このあたりをもう少し深堀して説明してみます。

運用保守は単純作業

システム運用保守の仕事は単純作業です。
単純作業で頭を使わずずっと座り続け同じことをしているのは実は体力の消耗は激しいです。
現場によっては8時間でなく長時間の勤務を強いられるケースもあります。

運用保守は夜勤がある

システム運用保守の仕事は夜勤があるので体力的にきついという面もあります。
夜勤があると生活のリズムが乱れてしまいますし、睡眠の質が落ちてしまいます。
また、日勤のように土日休みという形でなく出勤と休みを交互に繰り返す変則的なシフトが組まれることもあります。
勤務時間にあわせておきること自体が大きな負荷になることもあります。
これを長期間繰り返すのですから体力的にかなりきついのも理解いただけるはずです。

運用保守は暇である

システム運用保守の仕事は暇なため、かえって体力的にきついという面があります。
自分で仕事を作り出したりすることはできないので、やることがない時は本当にボーっとしているしかない、なんてこともあります。
暇な時に学習したり本を読めればいいのですが、そうもいかない現場も多いです。

システム運用保守保守はスキルが身につかない

システム運用保守はスキルが身につかないため底辺と言われてしまう事が多いです。
IT業界で働きながらスキルをもたないというのは何の意味もありません。
IT業界でエンジニアとして働く以上、専門的な知識や経験を得てこそ市場価値が上がると理解しておく必要があります。

保守運用はスキルがつかない理由

運用保守はスキルがつかない理由は簡単です。
作業がマニュアル化しているため、自分で考える必要がないからです。
マニュアルさえ理解できれば誰でもできる仕事なので、長くやったからと言ってスキルが向上するわけではありません。

例えれば工場で流れ作業のバイトや交通整理のバイトと同じです。
もちろんなれることで多少はコツが得られるかもしれませんが、新しい知識やスキルは身につきません。
これでは自分の市場価値を上げることはできません。
以上が運用保守はスキルがつかない理由です。

運用保守に資格は必要か？

運用保守の仕事をするにあたり資格は必要でしょうか？
結論からいうと資格は不要です。
運用保守はやる気されあれば誰でもできます。
ただしインフラエンジニアとしてステップアップしていこうと思った場合、資格は必要になってきます。

運用保守の将来性について

運用保守の将来性についてお話させていただきます。
今後も運用保守という工程がなくなることはないでしょう。
ただし今後は自動化できる部分はどんどん自動化され、運用保守に必要なコストはどんどん削減されていくでしょう。
つまり運用保守のエンジニアのニーズは下がっていく一方ということです。

システム運用保守を辞めキャリアアップする方法

最後にシステム運用保守を辞めキャリアアップする方法について説明させていただきます。
今後スキルを上げ年収アップしバリバリ活躍したいエンジニアの方は参考にしてみてください。

ITの運用保守は楽な仕事

運用保守は楽な仕事です。
もちろん体力的にはきついですが、頭を使わず稼ぐことができるからです。
そのため何か理由を作り「もう少ししたら転職活動頑張ろう」などとダラダラ惰性で過ごしてしまうエンジニアが大変多いです。

転職活動をしたりキャリアアップをしたりするのは大変エネルギーが必要なことです。
ただしずっと運用保守をしているわけにはいきません。
ITの転職市場は若いうちが圧倒的に有利なので、先延ばしにせずにすぐに動くことが大変重要です。

運用エンジニアとしての将来性

すでに説明したように、運用保守の仕事は将来はありません。
一部のスペシャリスト（データベースの熟練エンジニア）の需要は高いですが、少なくともただの運用保守エンジニアに需要はありません。
少なくとも運用保守や監視業務を担当している限り将来性はないといってもいいでしょう。

運用保守から設計構築へのステップアップ

運用保守エンジニアからステップアップするためには上流工程の業務を担当する必要があります。
上流工程とは要件定義、設計の工程の事をさします。
また、構築の工程も非常に重要です。

運用保守からキャリアアップするための転職先

そのためステップアップするためには要件定義、設計、構築を経験できる会社に転職することが必要です。
・大手Sler
・事業会社
・インフラの受託会社

などが候補になります。

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