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第8世代と第9世代のcpuは互換性はある?読み方も紹介

2023.05.16

中古パソコンを買ったり自作パソコンの場合は
CPUを交換したくなる場合もあります。

第6世代と第7世代のcpuは互換性があるのかや
ソケットの形状の見方についてもお伝えしていきます。

 

第6・7世代と第8・9世代のcpuは互換性ある?

第8・9世代Coffee Lake (Refresh)と第6・7世代Skylake・Kaby LakeのCPUソケットは
「LGA1151」なので、互換性があると思われやすいかもしれません。

確かに、CPUソケットはLGA1151で
見た目も全く同じなのでパッと見では同じだと思ってしまうでしょう。

 

ですが、第6・7世代と第8・9世代のcpuは
互換性が無いので注意が必要です。

互換性が無いのですが、CPU自体は刺さるので
「お、刺さるぞ、動作するのでは?」と期待してしまうかもしれませんね。

 

基本的に、第6・7世代と第8・9世代のcpuはマザーボードに刺さるのですが
動作はしないのです。

 

CPUの世代を見分ける方法とソケット形状

Intelの「Core i」シリーズには「世代」というものがあり
販売された時期によって世代が変わります。

世代が変わるとCPUソケットも違うものになることがあるのですが
場合によっては同じソケットを使用しているケースもあるようです。

 

以下は、インテル製CPUの世代とソケットを
表にしてみたので参考にしてみてくださいね。

 

世代 コードネーム ソケット
第1世代 Nehalem LGA1366
LGA1156
第2世代 Sandy Bridge LGA1155
第3世代 Ivy Bridge LGA1155
第4世代 Haswell LGA1150
新第4世代 Haswell Refresh LGA1150
第5世代 Broadwell LGA1150
第6世代 Skylake LGA1151
第7世代 Kaby Lake LGA1151
第8世代 Coffee Lake-S LGA1151v2
第9世代 Coffee Lake-S LGA1151v2
第10世代 Comet Lake-S LGA1200
第11世代 Rocket Lake-S LGA1200
第12世代 Alder Lake LGA1700

 

基本的に、CPUの世代の見分け方は
「Core i7」の次に来る数字の頭が「10」なら
第10世代ということになります。

筆者のデスクトップパソコンは
「Core i5」第9世代なので「Core i5-9600K」となるのです。

 

パソコンのCPU選びをする場合は
色々な用語が出てきます。

一般的によく使う用語について
紹介をしていきましょう。

 

コア数とは?

パソコンのCPUの話になると
「コア数」という言葉が出てきます。

コア数はコンピュータのCPU内部に内蔵された独立して稼働する
プロセッサsの数を表す単位です。

 

コアの数だけ複数のプログラムを
起動させることができます。

CPUをレストランとして見立てるとレストランが頭脳であるCPUで
コア数はレストランの厨房にいるシェフの数ということと同じですね。

 

CPUのコア数には、一般的に以下のような呼び方をします。

・4コア:クアッドコア
・6コア:ヘキサコア
・8コア:オクタコア

レストランを例にすれば、シェフの人数(コア数)が多ければ
処理できる作業量が増えるということです。

 

とはいえ、コア数が多くても同時に行う処理が無い場合は
1つだけのコアが動作します。

レストランでも注文数が1つだけなら
シェフが多くても1人で料理を作れば良いのと同じですね。

 

スレッドとは?

パソコンのCPUの話になると「スレッド」という言葉も
結構な頻度で登場します。

簡単にスレッドを説明すると複数のプログラムを
効率よく行うためにスレッドを複数に分けて独立させた感じにしているのです。

 

パソコンのスペック表を見ると「4コア8スレッド」という感じで
表記されていることが多い。

この場合は、レストランに例えるなら
1人のシェフに対して2つのコンロを用意されているみたいな感じですね。

 

つまり、時間の価格プログラムを処理している間に
もう一つの別のプログラムを動作させることができるということになります。

速い話が、パソコンで動画編集ソフトを起動させながら
ゲームをプレイすることができるという感じのほうが分かりやすいかもしれません。

 

クロックとは?

クロックというのは、クロック数とかクロック周波数とも呼ばれていて
CPUの処理速度だと覚えていても間違いではありません。

クロック数が高いと処理速度が早くなり、クロック数が低いと処理速度が遅くなるのです。

 

なので、パソコンを買う場合は出来るだけ
処理速度が早いタイプを選びたいなら
クロック数が高いモデルを選んだほうが良いということですね。

 

CPU「Core i5-9600K」の見方を一つ一つ紹介

CPUの表記は、「Core i5-9600K」という感じになっています。

CPU単体だけを選ぶ場合やパソコン本体を選ぶ場合でも
CPUの種類や世代などが重要となっているのです。

 

それでは、わかりやすく
一つ一つ紹介をしていきましょう。

CPUの種類

まず、一般的な読み方ですが「Core i5」とは
CPUの種類のことを言います。

Core i3とかCore i7など、Core iシリーズは
色々とありますよ。

 

AMDのCPUは「Ryzen 3 / Ryzen 5 / Ryzen 7」など。

低価格向けのCPUは「Celeron / Pentium」などで
早急にパソコンを手に入れなくてはいけないという場合は
とても安いので緊急時には助かりますね。

 

インテル製のCPUは、「Core i3 / Core i5 / Core i7」とあります。

世代とシリーズが同じの場合でCore i3とCore i5を比べると
Core i5のほうが、性能が高いです。

 

たとえば、「Core i5-1135G7」と「Core i7-1165G7」と比べた場合は
「Core i7-1165G7」のほうが性能が高いということになります。

AMD製のCPUでも同じで「Ryzen 5 5500U」と「Ryzen 7 5700U」では
「Ryzen 7 5700U」のほうが性能が高くなるのです。

 

世代

CPUの世代は「Core i7」の後に続く
最初の数字「6」とか「11」などがそうです。

CPUは定期的に新しいモデルが登場しているので
新しい世代になるたびに数字も大きくなっているのです。

 

たとえば、「Core i5-9600K」の場合は
「Core i5」の最初の数字が「9」なので第9世代ということになります。

CPUの種類だけを選んでも問題はないのですが
出来る限り新しいCPUが欲しいという場合は
「世代」を見なくてはいけません。

 

たまに、CPUの種類だけを記載して
性能が高いパソコンだとアピールするショップもあるので注意が必要です。

よしぶーよしぶー
世代が新しくなればなるほど、CPUの処理速度が向上します。

 

番号

CPUには番号があります。

筆者自身も、あまり気にしたことが無いのですが
番号は「Core i5-9600K」の中の「600」です。

 

同じ種類で同じ世代のCPUを比べた場合で
Core iシリーズなら下2桁の番号、Ryzenシリーズの場合は下3桁の番号が
大きくなればなるほど性能が高くなる傾向にあります。

たとえば、Core i5 9400FとCore i5 9600Kを比べた場合はCore i5 9400Fのほうが
性能が低いということです。

 

パソコンのCPUは自分でも交換可能?

結論を言えば、パソコンのCPUを
自分で交換することは可能です。

パソコンは何年も使い続けていると動作が重くなったりしますし
CPUのグレードも挙げてみたくなるものです。

 

実際には、CPUというのは壊れにくいパーツであり
デスクトップパソコンの場合は交換できるパーツでもあります。

CPUを交換することで、処理速度が向上したり
ゲームがサクサクと動作するようになったりすることもあるのです。

 

パソコンのCPUを自分で交換する場合は
以下のような手順で行います。

 

1.パソコンの電源をオフにしケースを開ける
2.パソコン内部のほこりを取り除く
3.CPUクーラーを取り外す
4.CPUを取り外す
5.CPUを取り付けてグリスを塗る
6.CPUクーラーを取り付ける
7.パソコンを閉じて認識されているか確認する

まとめ

パソコンのCPUについて、お話しさせていただきましたが
基本的にCPUの交換はデスクトップパソコンだけです。

一部のノートパソコンもCPUを交換できるモデルがあるそうですが
ノートパソコン用のCPUは滅多に販売されていないので
ノートパソコンの場合はCPUの交換はあきらめたほうが良いかもしれません。

 

ただ、デスクトップパソコンのCPU交換についても
多少の知識は必要です。

CPUの交換を開始する場合は、現在、どんなCPUが取り付けられているのか
最初にチェックして、CPUのソケットは何かについても知っておく必要があります。