失敗しないm.2ssdの選び方のポイントとは?
2023.04.01
m.2ssdに交換しようと考えた場合は
いろいろあるm.2ssdの中で何を選べばよいのか迷うのではないでしょうか。
とはいえ、m.2ssdとは何か知らない人のために
簡単に説明だけをしていきますね。
m.2ssdとは、ハードディスクやSSDに代わる
内臓記憶装置のことです。
種類としては、SSDに近い存在といえますね。
本記事では、m.2ssdの選び方について
お伝えをしていきます。
m.2ssdは長さで選ぶ
m.2ssdには、以下のようなサイズがあります。
・2280
・2260
・2242
・2230
m.2ssdの幅は統一化されていますが
長さだけは4種類あるようですね。
ノートパソコンやデスクトップパソコンに取り付ける場合は
m.2ssdを取り付けるための穴がサイズに応じて
複数ある場合は、とくにサイズにこだわる必要はないでしょう。
m.2ssdの形状に注意しないと取り付けはできない!
m.2ssdの形状には、以下のような種類があります。
B key | PCIe×2, SATA | |
---|---|---|
M key | PCIe×4, SATA | |
B&M key | B key,M key 両対応 |
ノートパソコンやデスクトップパソコンに
m.2ssdを取り付ける場合は、「B key」か「M key」かを確認しましょう。
図をご覧いただければわかるかもしれませんが
「B key」は左側に切り欠きが付いています。
「M key」は右側に、切り欠きがついているのです。
スロットに取り付けられるのが「B key」の場合は
「M key」を取り付けられないので注意が必要です。
m.2ssdのNANDについて
パソコンショップなどで販売されている通常のSSDやm.2ssdのパッケージを見ると
SLC/MLC/TLC/QLCなどと記載されています。
一般的に「TLC」は書き込み速度が速いといわれていますし
「MLC」は寿命が長いということはご存じかもしれません。
しかし、構造まで知っている人は、少ないのではないでしょうか。
次は、どうしてタイプによって
違いがあるのかをお伝えしていきます。
最近聞くようになった「NAND」って何?
「NAND」という名前くらいは
聞いたことがある人もいるでしょう。
NANDフラッシュメモリというのは簡単に説明すると
データの収納をする場所のことを言います。
さらに言えば、セルと呼ばれる場所にデータを保存するのですが
データを保存できる量はセルがとても重要になってくるのです。
セルの面積が増えれば増えるほど
大容量のデータを保存することができます。
激安の大容量SSDなどは動作速度を犠牲にして
容量を増やしているケースがあるので要注意です。
SLC/MLC/TLC/QLCって何のこと?
先ほどお伝えしたセルの中にデータが、どれだけ保存できるかによって
SLC/MLC/TLC/QLCのタイプが決まります
つまり、SLC/MLC/TLC/QLCはNANDフラッシュメモリの中にあるデータを
保存しているセルに、どれだけBit単位のデータを入れることができるのか
量の違いをタイプ別に表現しているということです。
m.2ssdのスロットがない場合はどうすれば良い?
m.2ssdを取り付けるためのスロットがない場合は
「アダプター」を買って取り付けるという方法があります。
筆者自身は、m.2ssdのスロットがないノートパソコンに
m.2ssdを取り付けたことがあります。
なので、m.2ssdを取り付けるためのスロットがない場合は
アダプターを買うと良いのです。
デスクトップパソコンの場合は
「m.2ssd用PCIボード」というものを買って
取り付けるという方法があります。
[surfing_voice icon=”http://pc-yosibu.jp/wp-content/uploads/2021/09/abata-mini.png” name=”よしぶー” type=”l” bg_color=”eee” font_color=”000″ border_color=”eee”]いずれにしても、m.2ssdとは別に
取り付けるための費用が必要になるのは間違いありません。[/surfing_voice]
m.2ssdは遅いって本当?
m.2ssdが遅いと感じるのは、いろいろなデータを書き込んだりして
データが蓄積していったからだというのが一般論です。
通常のSSDにしても買った当初はメチャクチャ早くて
感動ものですが、月日が経過すると徐々に速度は低下します。
[surfing_voice icon=”http://pc-yosibu.jp/wp-content/uploads/2021/09/abata-mini.png” name=”よしぶー” type=”l” bg_color=”eee” font_color=”000″ border_color=”eee”]筆者が所有するゲーミングパソコンっぽいデスクトップパソコンは
買った当初は動作速度がメチャクチャ早くて感動ものでしたが
現在は、最高速度に達した第6世代ノートパソコンよりも遅く感じます。[/surfing_voice]
ちなみに、デスクトップパソコンはツールでは第7世代が疑われている
自称第9世代のCPUです。
ノートパソコンもデスクトップパソコンも
内臓記憶装置はm.2ssdですがノートパソコンは
最近交換したばかりなので動作は速くて当然かもしれませんね。
デスクトップパソコンのほうは使用してから
1年が経過しているのです。
なので、性能的に見ても遅くなっている可能性は
否定できなですね。
m.2ssdが遅いと感じたときの対処法
m.2ssdの動作速度を上げるには
デスクトップ画面の左下にある「ここに入力して検索」に
「電源オプション」と入力します。
すると、以下のようなメニューが表示されるので
その中から「電源プランの編集」をクリックします。
すると以下のように表示されるので
「詳細な電源設定の変更(C)」をクリックしましょう。
「詳細な電源設定の変更(C)」をクリックすると
小さなメニューが表示されるので「PCI-Express」をクリックし
「リンク状態の電源管理」をクリックしましょう。
そうすると、ノートパソコンなら「バッテリー駆動」「電源に接続」という項目があるので
「最大限の省電力」になっているなら、どちらも「オフ」にしましょう。
これは、デスクトップパソコンも同じです。
意外に簡単に動作速度が上がることもあるので
一度試してみると良いでしょう。
m.2ssdのおすすめメーカーはこれだ!
結論から言えば、サムスンの「980 PRO MZ-V8P1T0B/IT」という
m.2ssdが筆者のおすすめです。
理由としてはm.2ssdの速度が爆速になるPCIe4.0にも対応しており
最大読み込み速度が7000MB/s・書き込み速度5000MB/sを実現しているからです。
たとえば、負荷のかかるネットゲームをプレイするという場合でも
サクサクとプレイができるのでストレスフリー。
さらに、放熱設計かつ適切な温度を
キープできるのもうれしい限りです。
まとめ
m.2ssdにはいろいろなタイプがあるので
ノートパソコンのスロットに取り付ける場合は
よく確認をしてからかうようにしましょう。
同じm.2ssdでも対応していないタイプの場合は
取り付けができなくなります。
「B key」か「M key」かの確認は
取り外したm.2ssdの切り欠きが、どちらについているかです。
本記事で紹介した「B key」か「M key」の図を参考にして
現在取り付けられているm.2ssdが何かをチェックしておきましょう。